カンティーユ

カンティーユとは、紀元前から見られます細かい金の粒で装飾する技法のことでインドのジュエリーにも見られます。
金はアメリカでゴールドラッシュが起きて飛躍的にその量が増えたのですが、反面少ない金を手を尽くして装飾の限りを尽くしジュエリーとしての価値を作り出し、仕上げるような物作りは姿を消してしまったのでした。
何とも皮肉なことです。
小さな金の粒を、一粒ごと熱をかけて留めてゆくのですが、新たに留めようとする粒にかける熱の加減で前の粒に熱が届いてしまうと外れてしまうのですから、非常に繊細な技法だということがおわかりいただけることでしょう。
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現代、復元したという作品を見たことがありますが球体の面をつぶして接着面を大きくしたものでした。
18〜19世紀のアンティークジュエリーも博物館に収まる紀元前の作品も小さな球体のほんのわずかな接着面でつながっています。
ぜひエタラージュで本物を手に取ってご覧ください。
ルーペでご覧いただきますと驚かれることでしょう。
この小さな金の粒を熱で止めるのでしょうが、熱が伝わると折角前に止めたモノが外れてしまいます。
美しいものはこうして気の遠くなるような技法でつくられていたんですね。
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写真のリングのようなものがこのように美しいままで残されていることはすごいことです。
カンティーユのリングを私はこれ以外で見たことがありません。
まさにミュージアムピースといえます。
また、エタラージュにいらっしゃればこのような花形のブローチや
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このリボン型ブローチも実際手に取っていただくことができます。
スルリとした手触り、ルーペで見る実物は写真では伝わらないことです。
カンティーユ、素晴らしいですよ。
アンティークエタラージュでは現代のお洋服でも使えるきちんとした本物のアンティークジュエリーであることにこだわりを持ったセレクションと、可愛らしいモノからミュージアムピースまで、幅広いコレクションがあなたをお待ちしています。
天使のモチーフの数の多さも特徴の一つです。
アンティークジュエリーを愛するみなさまのお越しをお待ちしております。
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