父はデンマーク国王クリスチャン9世、母は王妃ルイーゼ。
デンマーク国王クリスチャン9世の娘として首都コペンハーゲンで、1844年12月1日に誕生しました。
父が王位に就くまでは、財力がなかったためにデンマーク王室から無料で借りたコペンハーゲン市内の小さな家で暮らしていました。
家庭教師を雇う金銭的余裕もなかったためにアレクサンドラは妹弟ともに両親から教育を受け、英語はイギリス人看護婦とイギリス人牧師から習いました。
つまりアレクサンドラが8つになった頃に父親が突然王様になった訳ですね。
庶民的感覚と愛情ある家庭で育ったことが王室に入ってからの人生に大きな意味を持ってきます。
長兄にデンマーク王フレゼリク8世、弟にギリシャ王ゲオルギオス1世、妹にロシア皇帝アレクサンドル3世の皇后マリア(ダウマー)、ハノーファー王国の元王太子エルンスト・アウグストの妃テューラがいます。
なかでも妹のダウマー(後のロシア皇后マリア・フョードロヴナ)とは歳も近く、同じ部屋で育ったということもあり生涯大の仲良しでした。
ダウマとともに美貌の王女と呼ばれ、2人が結婚年齢に達するとヨーロッパの諸王室から縁談が舞い込んできます。
彼女が 16歳の時、プリンスオブウェールズ、アルバートエドワードの将来の妻としてビクトリア女王に選ばれました。
このときも自分の母と夫の国であるドイツと険悪なデンマーク王女に対して乗り気でなかったそうですが、実際会ったらあまりの美貌にこれなら女癖の悪い息子もおとなしくなると思ったそうです。
1863年にイギリス王太子アルバート・エドワードと結婚し、3男3女の母となります。
しかし、夫エドワードの不倫と冷え切った夫婦関係や、ドイツとデンマークが対立するなか祖国であるデンマークや兄の治めるギリシャの利益を促したりしたこともあり、ドイツびいきのヴィクトリア女王との愛憎表裏一体する複雑な確執などで心身ともに疲れ果てましたが、王太子妃時代には戦争で亡くなった遺族の経済援助のためイギリス陸海空軍人家族協会を設立したり、王妃時代はイギリス陸軍看護施設を設立したりと功績を残しています。
公共の場ではアレクサンドラは堂々と魅力的で、庶民的な愛情と陽気さやダンスやアイススケートや乗馬や福祉活動など、多くの社会活動を楽しんでいる様子は民間には人気がありました。
年をとっても美貌は衰えませんでしたが、病を得たり、期待していた長男を失ったり、夫は愛人であるアリス・ケッペルと目の前でいちゃついたり、ロシア革命でロシア皇太后となった妹は救いだしたものの、その息子や孫を亡くしたりと波瀾万丈です。
若いときに受けた手術による醜い傷跡が首にあり、それを隠すため宝石をちりばめたチョーカーをし、それぞれが王妃の作った流行となったことは有名ですが、夫エドワードが彼女を顧みなくなったのはこの傷跡を見たからだといわれています。
光あるところには影があるものなのですね。
3人目の子供ルイーズを出産後に合併症にかかって足を自由に動かす事ができなくなり、杖の代わりにパラソルを手にするようになるとパラソルが社交界で流行しました。 スイートピーが好きな花で、式典や晩餐会でスイートピーを飾らせたおかげで各国でスイートピーが有名になったそうです。
マラソンの距離が42.195kmという半端な距離になったのは、1908年のロンドンオリンピックの際にスタート地点は宮殿の庭で、ゴール地点は競技場のボックス席の前にとアレクサンドラが注文をつけたことに由来していて、385ヤードだけ延長され、それが現在まで続いているそうです。
長男の嫁が王室のしきたりにそって育児や教育を任せきりで自分で育児をしないのに口を出して仲が悪くなります。
今の嫁姑問題と同じですね。
寂しがる子供たちの面倒をよくみたそうですが、自分が愛情のある家庭で育ったからでしょう。
王室といいますのはおしなべて親子・家族が愛情でつながっていない冷たい関係のような気がいたします。
王室の人の人格に問題が多いのはそこにあるような気がしてなりません。
このかたは愛情ある家庭で育ち、一般的な感覚を持って王室に入った稀な方といえるでしょう。
美人でも、聡明でも、心優しくとも、大金持ちでも、王様であってすらしあわせになれるとは限りません。
そこに人生の難しさがありますね。
歴史は本当にいろんなことを教えてくれます。
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